ぼちぼちと旅をしようか

旅の始まりはきっと近くにあってだな

知りたいことや見たいもの行きたい場所はもっとたくさんあって

今朝、電車で本を読んだ。 

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このところ読書から離れていたなぁと改めて思う。読む本は軽い内容のものだったり、読んでも思い出せないような何か。なんだかあまり残るものはなかった。

数年前、たくさんの本を読んでいた。そしてとにかく求めていた。自分のその時の「現在地」から、ふっと別の場所へと連れ出してくれる言葉を求めて、よく読んでいた。

その時の言葉は、けっこう覚えている。いろんな感情と一緒になって。例えば、梨木香歩さんの「ぐるりのこと」と「春になったら苺を摘みに」の2つのエッセイは、僕の人生の中に緩やかにあたたかい希望を与えてくれたように思える(そのころ、人と人との境界線の引き方に、困惑し、悩みを抱いていた)。この本のことはきっといつか改めて話すと思う。

今以上に、何かを求める気持ちが強かった。幸福感がない分、幸せになるために何かが必要だと必死だった。その日々は苦しかったのだが、その分、何かを求める気持ちで、身体が動かされた。動かざるをえなかった。

 

たぶん僕は弱いから、油断をすると安心をして、身体を動かすことをやめてしまう。その止まった時間っていうのは、少しずつ自分の幸福感を奪ってしまう、そんな気がしている。僕にだって、求めるものがないわけじゃない。

今読んでいる本を読んで、その言葉や、その感性に悔しくなるほどに感動をした。ああ、こんな言葉を紡ぎたいんだ。本を書く人は(エッセイに限るのかもしれないけれど、そうではないと信じて)、何かを切実に求めている。そこで触れた世界を、一番よく描写する言葉を求めている。

一日に起こったことを、言葉にする。触れた世界を表現する。自分の感情を、すっと感じたい。そういう人の感性と、それを表現するための「自由」があればな、って思う。音楽に乗せたり、絵と一緒に描いたら素敵だろうな。

仕事や生活のリズムがうまくいかない時は、自分がダメなんじゃないかって思いがちなんだ。悪い癖。あの時はこうだった、もっとこうならきゃ。そうやって、今の僕を苦しめるから、もっと苦しくなる。

 

今の僕にも求めることはある。今の毎日だって間違ってなくて、ちゃんと前に進んでる。求めているものは、たぶんとっても素敵なもんなんだ。

これから知ることや見るもの、行く場所には、多分僕らの想像のつかないことだらけだ。だったらそれを楽しみにしている感性を、すっと肩の力を抜いて、感じればいいんだと思う。

そうやって少しずつ、僕を縛るものをほどいて、ちょっと違う僕と出会っていけばごきげんだ。

 

2017.05.11 22:27